2018.10.12

(株)吉安 民事再生!デパート問屋の終焉。

http://n-seikei.jp/2018/10/yoshiyasu-minji.html

百貨店問屋の老舗 (株)吉安の民事再生が業界を揺るがしてます。

昔は百貨店問屋として、吉安と言えばとてもメジャーな問屋でしたから。
一時期、営業所の閉鎖などで規模縮小して、
ネット販売も調子がよく、売上げ回復という話だったので。
吉安が主催する展示会はメーカーが一斉に出店するほど有名でしたし
(和田商店は相手にもされてませんでした)

実はこの数年、個人的に吉安はアマゾンに安売りする要注意企業っていうイメージがつきまとってました。
問屋なんで倉庫にある在庫をアマゾンで売るというビジネスが問屋で横行しており、最も目立つ会社が吉安でした。
営業マンもめちゃくちゃ威張っているのでw
和田商店も、プロおろしの製造メーカーサンクラフトが、吉安に横流しして安売り発覚。
クレームを言って2年前に取引をやめてます。

吉安は、
20年前に、まだプロピーラーくらいしか商品がなかった当時、
全く相手にしてもらえなかった経験がありますね。

昔の百貨店問屋は、担当のデパートに常駐して、家庭用品売り場のバイヤーのゴマすって、御用聞きするのが仕事。
当然、バイヤーへの接待も横行してましたし、自分たちも会社の経費でタダ酒飲めるんで、お互いに良かった時代です。
昔は、有名百貨店のバイヤーになれば、接待の金で家が建つって言われた時代ですから。

今回の吉安民事再生は、おそらく大手の有名鍋屋サンが引っかかってるんだと思いますが、和田商店はセーフでした。

民事再生という仕組みは、メーカーとすると悪魔のような法律です。

吉安は、手形が長いので、半年手形で 月に20万の取引だったとすると、
20万x6か月分  =120万が入ってこない計算。
たいてい資金繰りで銀行に裏書、手形割引して現金化するので、もしも120万のうちの100万は現金化して資金繰りに回していると、
この手形は紙切れとなり、今度は銀行に100万を返済する必要が出てきます。
満期まで待って6か月分の手形を会社に持ってれば、ただの紙切れに。

民事再生でタチが悪いのは、
この民事再生の1週間前に
意図的に吉安から大量発注がある場合ですね、

お金を払うつもりはないので、こういう時期に大量に発注することが良くあります。
民事再生が決まった瞬間、メーカーは倉庫に自分の商品を取り返しに行くのが通例です。
倉庫に自分の商品を取り返しに行こうにも、差し押さえ物件なので、手を付けることができません。
百貨店に出店している商品も然りです。自分の商品でそのお金が入ってこないのに、手を出すことはできないんです。

吉安は、お金がないので、仕入れ先への支払いは行いません。リストラとかで会社を存続させます。
という流れですが、メーカーは誰も信用しませんね。
高島屋、三越は別の問屋さんが、売り場をテナント化してますが、京王百貨店さんは吉安の売り場なんで慌ててるんじゃないかと。

私も、別の問屋に 400万近く民事再生やられた経験があるのですが、結局、納品した商品は激安で横流しされました。

記事とするとさっと流れるような記事ですが、家庭用品業界とすると「誰でも知ってる吉安がトンだ!次はどこだ?」って感じです。
もう1社似たような問屋の社内がバタバタしてると噂聞いたので、まだ波乱はありそうですね。